脂質異常症

脂質異常症とは

血液中の中性脂肪・LDLコレステロールが多すぎる状態や、HDLコレステロールが少なすぎる状態をいいます。

血管を狭くする最大の要因はLDLコレステロールの血管壁への付着です。

これが動脈硬化につながり、脳卒中や心臓病のリスクを高めます。

無症状でも進行する恐ろしい病気

脂質異常症は、脂質や糖質の多い食事、運動不足などが原因にあり、加齢により発症しやすくなることが知られています。

動脈硬化になっても自覚症状はほとんどありませんので、心筋梗塞や脳梗塞など深刻な事態になって、やっとその重大さに気づくことが多い危険な病気です。

●脂質の異常値

脂質異常症を改善する6つのポイント

①減量

体重増加は中性脂肪などの上昇にもつながるため、まずは減量を!

②「3つのあ」を減らす

甘いもの・揚げ物・アルコールは血中脂質を上げる大きな原因に。

とり過ぎには注意しよう。

③「体に良い油」をとる

冷蔵庫に入れて固まる脂(肉やソーセージ、バターやチョコ)を控え、固まらない脂(青魚や大豆、オリーブ油)を積極的に取り入れることは脂質改善に効果的。

④野菜・海藻類・大豆製品をとる

ブロッコリーなどの緑黄色野菜、わかめ・きのこなどは、コレステロール改善や中性脂肪を減らす効果あり。

⑤有酸素運動

脂肪の燃焼を図るためには、多くの酸素を使っておこなう有酸素運動を習慣化することがポイント。

⑥禁煙

喫煙によって傷ついた血管にLDLコレステロールが付着することで動脈硬化を引き起こす原因に。