高尿酸血症(痛風)

高尿酸血症(痛風)とは

たんぱく質の分解産物である「尿酸」が体にたまった状態を高尿酸血症と言います。

増えすぎた尿酸は結晶化し、それが関節部にたまると激痛が走る痛風発作などを引き起こします。

足先の痛みは体からのSOS

結晶は関節部にたまりやすく、発症者の約半数は足の指の付け根に痛みが生じます。

一般的に10日ほど激痛が続き、次第に痛みは治まってきますが、放置をしていると同じく激痛が何度も生じ、その繰り返しとなってしまいます。

また高尿酸結晶は、内臓脂肪の蓄積によってもたらされやすい病気です。

患者数は500万人以上と言われており、7割以上の方がメタボリックシンドロームの可能性があります。

●高尿酸血症の基準値

尿酸値を下げる6つのポイント

①減量

内臓脂肪が蓄積されているほど尿酸値上昇の原因に。適切な体重管理は改善への第一歩。

②メインのおかずは1食1皿まで

肉魚のおかずが植えると尿酸値の上昇につながるため、メインのおかずを減らして野菜・海藻・きのこをとろう!

③アルコールを減らす

尿酸は、ビールに限らずアルコールが代謝されるときに増加。

量と回数を減らそう!

④1日1.5~2Lの水分をとる

水分不足は尿酸値上昇の一つの原因。

喉が渇いていなくても、こまめな水分補給を。

⑤速歩を毎日20分

極端に激しい運動は尿酸値を上げる原因。

ただし、うっすら汗をかく程度の全身運動は大切。

⑥菓子類や果物を減らし、乳製品をとる

間食類や果物類に含まれる果糖や砂糖は尿酸値上昇の原因に。

間食は尿酸値を上げにくい乳製品がおすすめ。